宿泊のご予約はこちらから

ホテル内の「フェアリーショップ」でしか手に入らなかったイギリス直輸入グッズや、話題の北欧ムーミングッズなど、国内外から集めた妖精グッズがオンラインで買える!!オリジナルスイーツや限定グッズもお見逃しなく!
いつもは門で閉ざされた「妖精たちの森」に年4回、期間限定で入る事が出来るスペシャル・ワン・ウィーク。妖精にちなんだお料理やスイーツもお楽しみに。
「妖精たちの森」 をイメージしたコンセプトショップ。
英国のフェアリーや北欧ムーミンなど妖精に関するグッズやスイーツが並びます。
中でもホテルオリジナルの妖精クッキー缶は大人気。
お土産を探すあなたの肩にも、 妖精がとまっているかも。
※商品は予告なく変更になる場合がございます。
私が子どもの頃は、野山や森がみんなの遊び場。
かくれんぼをしたり、おままごとをしたり、
毎日、日が暮れるまで夢中になって遊んだものです。
ある時、私たちは森の中に大人には内緒の秘密基地を作ることにしました。
それぞれがお気に入りのおもちゃを持ち寄り、快適に遊べる場所をつくっていきました。
ある日、そこで誕生日会をしよう!ということになり、おやつを持ち寄ることに。
いつもは一番にやってくるミクちゃんが、その日に限って一番遅かったのです。
大事そうに手に持っていた箱の中には、
こぼれそうなほどの大粒なイチゴが乗ったケーキが。
「今日はルナちゃんの誕生日だから、特別にケーキを持っていってあげなさい」
とお母さんから渡されたらしく、慎重に運んでいたから遅くなったのだとか。
ケーキにもびっくりだけど、
大人たちに秘密基地の存在を知られていたなんて、もっとびっくり!
大好きなイチゴケーキがうれしくて、
その時はばれていたことなんてそっちのけでしたが、
「なんでバレたのだろう?」と後から疑問がふつふつと湧いてきました。
そしてその日の夜、私は夢を見たのです。
秘密基地から帰るある日のこと、ミクちゃんが山道で迷ってしまいました。
家に電話をすればすぐに迎えに来てもらえるけど、みんなとの約束だからとミクちゃんは自力で帰ろうとします。
辺りが暗くなり始め、泣き出しそうなほど不安に思っていると、どこからともなく優しい光がふわっと現れ、導くように家までの道を照らし出しました。静まり返った森の中からは、楽しげな音楽も聞こえてきました。ミクちゃんが怯えてしまって立ち止まらないように森の妖精たちが守ってくれていたのです。
無事に森の入り口付近に着くと、心配したミクちゃんのお母さんが探しに来ていました。お母さんの姿を見た瞬間、嬉しさと安堵感で泣き出してしまったミクちゃん。「内緒にしてごめんなさい。でもみんなとの約束だったから…」とここまでたどり着いた経緯を説明すると、「ミクがみんなとの約束を守ろうと頑張っていたから、誰かがきっと助けてくれたのね」とお母さんはやさしく言いました。
そこで目が覚めた私は、さっそくママに聞いてみました。
「ねぇ、ほんとは私たちの秘密基地のこと、知っていたの? 知っていて見守ってくれていたの?」と。
ママはいたずらそうに微笑んで、私をギュッと抱きしめてくれました。
幼い頃、家のすぐ近くの神社は僕たちの遊び場。
秋になると、どんぐりの実がなる大きな木があって
あたり一面を落ちてきたどんぐりが覆い尽くすんだ。
その中からきれいな形をしたどんぐりを見つけて自慢するのが幼い僕たちの恒例行事!!
僕はその日も友達に羨ましがられたくて
形のいい大きなどんぐりを見つけては
パーカーやパンツのポケットに入れていったんだ。
すぐにポケットはパンパンに膨らんで今日はおしまい!!とズボンのポケットをみたら、あれれ?僕が思っているよりもあまり入っていない?どうして??
その中でも一番かたちのいい大きなどんぐりは、どんぐり拾いに夢中になっているうちに
落としてしまったのか無くなっていた。
僕は意地でも探してやる!!と思い再びどんぐりを拾い始めた。今度はポケットから落ちて無くなってしまわないように木の下に集めて置いた。
でも、拾っても拾っても形のいいどんぐりはどこかへ消えてしまう。
誰かが持っていっちゃう?
僕は木の陰に隠れて様子を見ることにした。そしたらそこに思いもかけない光景が・・・・
それはそれはちっちゃなちっちゃなおじさんが現れたんだ。大きな三角帽とゆるゆるな大きめのワンピースを着た姿は、まるで白雪姫の童話に出てくるような七人の小人にそっくり。
そのおじさんが自分の背丈の3分の一くらいの大きさのどんぐりを力の限り一生懸命になって1個1個転がしてはどこかに運んでいく姿に僕は目が釘付け!!そんな僕に気が付いたちっちゃなおじさんは「どんぐり拾いを手伝ってくれて有難う!!」冬の食糧確保だって!!
僕は声も出せずにどんぐりを運ぶちっちゃなおじさんを見つめていた。
そしたら友達がやってきて、「なにぼっーとしているんだよ~」って、「へっ??」とわれに返った時にはそのおじさんはもう居なくなっていた。
そこにはやさしい風が吹いていて、おじさんが運んでいった方向へと、1つ2つとどんぐりがコロコロ転がっていった!!
「手伝ってくれてありがとう!」と言ってた笑顔の優しいちっちゃなおじさんは、どんぐりの森を守る番人だったのかな??おじさんに会ったことは友達同士で話題にしないけれど、もしかしたらみんな「ありがとう!!」の言葉が聞きたくて、お手伝いの楽しさを覚えていったのかな??
ホテルグリーンプラザ軽井沢の敷地内にある軽井沢白樺高原教会は、まるでおとぎ話の中に出てくるような小さくてかわいらしい白亜の教会です。
私たちは7年前、この教会の仕事で出会って意気投合し、そして結婚式を挙げました。
それは7月の深緑の季節でした。
ブライダルのプロモーションビデオ制作で新郎新婦役のモデルとして、私たちは初めて顔を合わせました。
撮影は、広い敷地内を移動しながら2日間に渡って行われました。ハードスケジュールで、プライベートなことなど一切話す間もなく、時間に追われるように撮影は進んでいきました。
そして翌朝、運命の撮影が始まりました。「妖精たちの森」の中を手を繋いで楽しげに散歩するシーンです。木漏れ日が差し込んだ小路は、私たち二人を幸せに導いてくれるかのようでした。繋いだ手からは彼の優しさと頼もしさを感じ、目の前にいる彼は、本当の恋人ではないかと錯覚にも似た不思議な気持ちに包まれたのです。
無事撮影が終了し、後日打ち上げで集まった時、ほろ酔い気分の私は、彼にその時のことを話してみました。そうしたら、なんと彼も同じような不思議な感覚に包まれていたとのこと。心が温かくふわっと軽くなり、笑顔の私がキラキラ光るオーラのようなものをまとっているように見えたと…。
これがきっかけで私たちはすぐに意気投合!今も幸せな毎日を送っています。まさか私たちが本当に結婚するとは、あの時、誰が想像していたでしょうか? 宿り木の木の下で撮影した二人に妖精からの祝福があったのかもしれません。
このところ仕事が忙しくて残業続きだった私は自分へのご褒美にと☆<リフレッシュ。軽井沢ひとり旅>をすることにしたのです。
日常の喧騒から離れ、自然に身を委ね、起きる時間も、食事の時間も何もかも、体が欲するままに気ままに、過ごした3日間でした。予想以上に心も体も軽やかに、自分で言うのもなんだけど表情まで柔らかくなった気がして、鏡の中の自分にまんざらでもない私。最終日、帰りの時間までまだ少しあるので、野鳥が窓際までやって来るというホテル内のおすすめカフェで過ごすことにしました。
野鳥が目の前!しかもカフェにいながらにして観られるなんて?!?!都会では考えられないこと!!天井まである大きな一枚ガラスの窓外には浅間山の噴火の際に飛んできた大きな火山岩のかたまりに植物たちが宿り、手つかずの豊かな自然が広がっていました。吸い込まれていくような不思議な感覚が心地良かったのを覚えています。コーヒーを飲みながら自然との対話を楽しんでいると、木の枝に野鳥たちが一羽、また一羽と集まってきました。
野鳥には詳しくないので種類はわかりませんが手に載るくらいの小鳥です。あちらも慣れているのか、私のほうを見て首をかしげる仕草をします。なんとも可愛らしい表情に癒されていると、店内にいる一人の女性が「あれ!見て!」と一緒に来ていた友人に指で方向を示し促していたのです。私もその言葉に反応し、指の差す方向を見ました。
そこにはキラキラの光に包まれた小鳥がいるではありませんか??
その光はこぼれ落ちるように下へ流れていきます。光の先には揺らめいている草花がありました。太陽と風のいたずらかな?そう思いながら眺めているうちに光も消え、草花の揺らめきもおさまりました。気になってカフェを出るときにスタッフの方に聞いてみました。
ホテルの開業当時、店内にいた男性のお客様がナプキンに絵を描いていたそうで、何を描いているのだろう??と思っていたら、帰り際にそのナプキンを差し出され、この森にはこんな人?たちが棲んでいるね!!って、木の根っこの近くに小人が何人もいる不思議な絵を置いていかれたそうです。
その方は、その後ヨーロッパの方でアトリエを持ち、イラストレーターとして成功されたとお聞きしました!!まぁなんてファンタジックなお話し。妖精をみるとハッピーなことが起こるフェアリーマジックは本当にあるのかしら??
そのイラストはしばらくの間、支配人室に大切に保管してありましたが、今は存在を知られたくない妖精がもっていってしまったのかいつの間にか無くなっていたそうです。 もちろん、そのホテルも素敵ですよ!!
忘れもしない4月23日。
私はある会合に出席するために新幹線を乗り継ぎ、「妖精たちの森」を訪れました。
妖精たちを見守るドラゴンのいる門を抜けて森に入ると、緑が芽吹く前にも関わらず、たんぽぽが花を咲かせていました。その近くにはなぜか季節外れの松ぼっくりが…。
「誰がここへ運んできたのだろう?」
疑問に思いながらふと空を見上げると、真っ青な空に虹色をした雲がぽっかりと浮かんでいるではありませんか。あまりにも鮮やかなレインボーカラーに衝撃を受け、「これから天変地異が起こるのではないか?」と思ったほど。
それからしばらくの間その虹色雲を眺めていると、あたりは次第に暖かくなり、日差しは強くなり、汗ばむほどの陽気になってきました。
例年ならまだ寒さが厳しくコートが必要な時期。あたりを見渡すと、みんなはコートを着ています。ただ、私のまわりだけは暖かな風が吹いていたようで、とても心地よく軽やかな気持ちになったことを覚えています。
会合の時間になり、普段はどちらかといえば苦手なコミュニケーションも、なぜかこの日は会話が弾み、実りある意見交換ができました。何がそうさせたかはわかりませんが、
「妖精たちの森」で虹色雲を見たという共通話題がそうさせたのかもしれません。その後の商談が円滑に進んだことは言うまでもありません。
もしかしたら、妖精たちが後押しをしてくれたのかもしれないなと思っています。
子供の頃、野菜が苦手だった私にママは何とか野菜を採ってもらおうと毎日のメニューを工夫して食卓に並べてくれました。
それでもおやつに食べる甘いケーキやゼリーのようにはいきません。
少し食べるだけで残してしまうこともしばしばでした。
そんな時、まだ幼稚園の頃だったかな?ママが家でおやつを作り始めました。
何を作ってくれるのかな?と好奇心いっぱいの私。期待して待っているとクマさんの形をした黄色とオレンジ色のチョコがトッピングしてある、焼き菓子でした。
それはそれは美味しくいただきました。
その日を境に、ママの手作りおやつは様々なスイーツになって度々登場しました。
色も時には緑だったり、赤だったり色々。共通していたのは、私が喜ぶ可愛らしい形のスイーツで昨今流行のキャラ弁ならぬ、キャラデ(キャラクターデザート)でした。
後から知ったのですが、いつも鮮やかな色合いのスイーツは実は野菜の色だったのです。
オレンジは人参、黄色はかぼちゃ、緑はホウレン草やピーマン、赤はトマトなど
数えきれないほどの工夫をして、徐々に野菜本来の味を出していくようにして慣れさせたそうです。
その野菜も、ママが自分で家庭菜園をはじめた無農薬のもの。
少しでも野菜嫌いを直したい親心です。
ママは、野菜作りは全くの素人で誰にも教わることなく本を読んで試行錯誤しながら覚えていったそうです。
風雨にさらされたり、暑さ寒さにやられたり、形は良くなかったけれど、自然と対話しながら育てた野菜たちは甘い野菜本来の味がしていたと、大人になってからわかりました。
ママのやさしさが、大地の恩恵を受けたのかな??