懐古園の歴史をチェック

懐古園は、かつて名城と称えられた小諸城の跡地。日本百名城のひとつに数えられた小諸城は鎌倉時代からの古城です。
武田信玄の時代に山本勘助や馬場信房らにより現在の縄張りとなり、豊臣秀吉が天下統一をした時代に、小諸城主となった仙石秀久により完成されました。
城下町より低い位置に築かれた「穴城」は全国でも珍しいもの。現在は残された三の門や石垣、樹齢500年ものケヤキの大樹が、当時の面影を伝えています。

こどもから大人まで、気軽に楽しめます

懐古園周辺には動物園や遊園地も集まっており、小諸ゆかりの島崎藤村を紹介する「藤村記念館」をはじめ、小山敬三美術館、郷土博物館など文化施設も点在。春は桜、秋は紅葉など、四季の風情を感じられる公園としても親しまれています。

春は桜まつりが人気です！

「日本のさくらの名所百選」にも選ばれる懐古園の桜。園内には数百本もの桜があり、見頃の時期には「桜まつり」が行われます。この時期には様々なイベントが行われるほか、夜にはライトアップもされ、夜桜鑑賞ができます。

【桜の種類はソメイヨシノをはじめ、しだれ桜や八重桜もあり、咲く時期が少しずつずれるため長い期間楽しめます。ベストスポットは訪れる時期によって違いますので、ぜひ一番の見頃スポットを探して散策してみて。

秋は紅葉まつりで行楽シーズンを満喫しましょう。

苔むした石垣に真っ赤な紅葉が映える秋。懐古園は紅葉の名所としても知られ、秋にはしみじみとした風情豊かな景観が楽しめます。
懐古園の紅葉まつりの期間中は、無料ガイドツアーや動物園のイベントなど、お楽しみも盛りだくさん！秋の一日、散策がてら訪れてみてはいかがでしょう？

春と秋以外にも、風情豊かな懐古園

歴史ある懐古園は、400年の年月を語る石垣や巨木など、重ねてきた時間を感じさせる場所が多くあります。
春の桜・秋の紅葉の時期は特に人気がありますが、懐古園の魅力を知ったなら、ぜひ異なる季節にも足を運んでみて。新緑の時期の緑に萌える姿や、 冬の雪の中の懐古園も、しみじみとした美しさを感じられるスポットです。

園内には他にもこんなに楽しめるスポットがあります

懐古園はただの公園ではなく、園内には見どころが数多くあります。大人も子供も一日満喫できますよ！

ファミリーで楽しみたい「小諸市児童遊園地」

小さな子供がいるファミリーにぴったりの遊園地「小諸市児童遊園地」。コーヒーカップやメリーゴーランド、ジェットコースターなどスタンダードな乗り物が揃っています。

県下最古の動物園「小諸市動物園」

こじんまりとした規模の小諸市動物園は県下最古の動物園で、日本ザルやライオン、イグアナ、ウサギなどが暮らしています。小さな子供から年配のご夫婦まで広く親しまれる園となっていますので、ぜひ気軽に訪れてみて。

島崎藤村の小諸時代を偲ぶ「藤村記念館」

小諸ゆかりの詩人であり作家の島崎藤村。藤村記念館は、藤村が小諸義塾に赴任した期間に執筆された作品を中心に、さまざまな展示が行われている文学館です

高台に建つ「小山敬三美術館」

小諸出身の画家・小山敬三。その所蔵作品と建築家・村野藤吾の設計による美術館を寄贈し、開館した美術館です。懐古園の高台に立ち、眼下には千曲川の清流を眺めることができます。